道なき道!若手リーマンの手探り日記

副業で起業?!若手リーマン奮闘日記

通信キャリアに勤める20代会社員が隙間時間を活用し、副業でできる新規事業を手探りで検討する模様をお届けします!

ビジョンを絵に描いてみよう!TSGプログラム

こんばんは!とみーです!会社同期のたじーと一緒に、新規事業開発に挑戦しています。

 

今回もご覧いただきありがとうございます!

実は僕たちは8月上旬、起業家支援団体のサポートを受けるべく、TSGというプログラムに応募していました。

>>東京発・400字から世界を変える、スタートアップコンテスト

 

これまで自分たちのできる範囲で工夫や振り返りをしたり、本のインプットをもとに行動や検討の精度を上げようとしてきましたが、普段は普通の会社員。

カイさんを含めた色々な方に助けてもらってはいるものの、どうしても手に届く情報は限られてしまうし、判断に迷う場面も少なくありません。 

ogss.hatenablog.com


そんな中で、既に起業をされていて実践的なアドバイスをもらえるメンターのような方や、同じ志を持っていて切磋琢磨し合える仲間を探したいと思い、きっかけを探っていました。

TSGはまさに、僕たちのような悩みを抱えている人間にピッタリなプログラムだと思ったので、ぜひ活用したい!と400字に想いを託したのでした。

 

今回は8/18,8/24に参加したプログラム「First Stage Gathering」での出来事と、そこで得た気づきについて共有したいと思います。

 

【目次】

 

未来を語ろう!お前は結局何がしたいんだ?!

First Stage Gatheringでの一日でとことん向き合うことになったのは、とにもかくにも「ビジョン」この1点でした。

ビジョンとは、将来のあるべき姿を描いたもの。

「将来、世界がこうなっていると素晴らしい・・!!」と信じられる、実現したい未来のことです。(サービスのことではありません!)

 

与えられたお題は、ビジョンを絵に描いてみよ!

会場にいる300人近い参加者は何度もチームを変え、説明して説明してフィードバックをもらって推敲していくことが求められました。

起業家にとってビジョンは夢を描き人を巻き込むために必要不可欠なもの。「起業はビジョンを実現するための借り物競走である」と言われています。

 

当然、僕たちもこれまで「実現したい世界ってなんだっけ?」ということを何度も何度も話し合いましたし、自分たちが何を良しとしているのか?は明確に伝えられると思っていました。

が、絵に描くとなると急にガツンとハードルが上がった感じがしたんです。

 

僕たちが目指すビジョンは「情熱と信念を持ったオトナを増やす」こと!だけど、情熱と信念を持ったオトナって具体的にはなんだろう・・?

絵に描け!と言われてグッと具体化することを求められた瞬間に、僕たちが実はすごく抽象度の高いビジョンを掲げていたことに気が付きました。

 

だけど、ビジョンは人を巻き込むためのもの。抽象的なビジョンは、たしかに「よさそうだね!いいかも!」とは言ってもらえるかもしれないけれど、具体的なビジョンに比べて「それは絶対やるしかない!協力したい!」と思ってもらえるインパクトに欠けます。共感を引き出しづらいのです。

というわけで、プログラムを通じて一生懸命考えたビジョンのイメージは、こんな感じです。

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ビジョンのイメージ

絵心があれすぎますが、先ほどの言葉に比べると、読書を通じて僕たちが実現したい「よりよい未来」を少し想像していただけるようになったと思います。

 

いいビジョンってどんなビジョン?

結局、プログラムを通じて10人以上からビジョンを説明してもらいました。そして、できる限りのフィードバックをしました。

その営みの中でも、僕がいちばん共感できた(応援したい!と思えた)ビジョンを紹介したいと思います。

「女性が下着選びに困らない世界を作りたい」

ズッキーさんという、フリーランスでwebライターをされているお兄さんの掲げているビジョンです。

 

「え?」と思われるかもしれません。が、真実です。話を聞いた10人の中で、僕の心には一番刺さりました。もちろん、これはあくまでも「とみーの基準」です。誰もが同じ基準で価値判断するわけではありません。

また、ズッキーさんご本人の魅力というか、ビジョンだけでは測れない影響も関係していると思います。

 

なぜ僕は、こんなにも自分の関係のないビジョンに共感できたのでしょうか?自分の感情を振り返ってみて、その理由は2つあるんじゃないかな、と考えています。

1.なんでそのビジョンを掲げているの?その理由が素敵

ズッキーさんがこのビジョンを実現したい理由は、奥さんの困りごとに彼がとても真剣に向き合っているからです。

ズッキーさんの奥さんは下着のサイズ選びを上手にできておらず、肩こりをはじめとした健康上の問題に直面しています。

そんな奥さんを助けたい!素直な気持ちで、事業を始めたいと考えているんですね。めっちゃ素敵じゃないですか?

 

2.具体的!ですごくわかりやすい

そしてこのビジョンのもう一つの特徴は、具体的であること。

「ブラジャー選びに困らない世界」ってめっちゃわかりやすいですよね。

ビジョンが実現できたその先の未来が、普段そういうことを考えていない僕にもなんとなくイメージできます。

想像してもらうことができること!が良いビジョンの1つの要因なのだと思いました。

 

 

TSGは、さらけ出せる素晴らしい「場」

こういったプログラムに参加したのは今回が初めてで、正直参加するまでは「どんな価値があるのかな?」ということに半信半疑でしたが、思い切って応募してみてすごくよかったな、と感じています。

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TSGの雰囲気

 

事務局のみなさんは、TSGが与える価値の中の1つに、参加者同士のコミュニティの形成、という価値を挙げています。

参加者同士のコミュニティ

同じタイミングで起業を志し、困難を共にした「起業同期」との切磋琢磨と相互支援のコミュニティはかけがえのない財産に。

宣言どおり、素晴らしい同期が集まる場に参加することができたな、と思いました。

特に、僕にとってこの「場」の素晴らしかったところは、自分の心の底からの想いや不安をさらけ出せる雰囲気です。

正直、自分がすごくやりたいことって、なかなか人に言いづらい世の中だと思います。

 

例えばぼくの経験で言うと、小さい頃「プロ野球選手になりたい!」と親に伝えたところ「そんな誰でも彼でもプロ野球選手になれたら苦労せんやろ」とばっさり言われてしまいました。

確かに統計的には相当難しいこと言っているとも思いますし、そのときの親のアドバイスが間違っているとは思いません。

だけど、だからといってその夢を追いかけてみることに価値がないかというと、そんなことはないと思います。たとえ結果的に実現できなかったとしても。

 

同じような経験って、みんな大なり小なりあるかなと思っていて、「やってみたいことを語る」「でっかい夢を語る」のってすごく勇気のいる行いに感じられる人も多いと思うんです。

もちろん悪気はないけど(むしろ善意かもしれないけど)「そんなに難しそうなことにチャレンジするのやめといた方がいいよ」と否定されるのが目に見えていて、宣言しづらいですよね。

だけどTSGでは、そういう心の底から思う自分がいいと思うことを人に話す、ということのハードルがとても低かったんです。

だからこそ、参加者ひとりひとりが自分のビジョンを自信を持って人に伝えられたし、その結果良いフィードバックももらえたんじゃないかな、と思います。

 

おわりに

今回の学びとしては、前述のとおり自分の想いを人に刺さるビジョンとして伝えるコツを掴めたんじゃないか、そんな気がしています。

抽象的でイメージを共有しづらかったビジョンから、具体的に共感してもらいやすいものへと変化させることができたのは大きな価値です。

また、「起業は借り物競走である」という言葉は非常にキャッチーかつ本質を捉えている言葉かなあと思い、お気に入りになりました。笑

自分で抱えてしまうクセを個人的な課題感として持っているので、意識したいと思います。

 

さて、TSGというプログラムですが、実はこれから二次審査に突入します。

事業計画書に近い提出項目が設けられていて、その内容を元に次のステップに進めるかどうか、分岐します。

引き続き、「場」を勝ち取るべく、しっかり練って提出したいと思います!