インサイトを見つけよう!顧客インタビュー実践編(リーンローンチパッド)
こんばんは!とみーです。
新規事業開発では、単なる机上の検討だけではなく、フィールドでの仮説の検証も重要です。
今回は、そのセオリーに従って行動してみた結果と、振り返りを共有します!
リーンローンチパッドというイベントで行動の指針をいただきながら、実践した学びをまとめました。
以下の記事の続きなので、合わせてご覧いただければ5倍理解が深まると思います!
顧客候補はどこにいる!?インタビュー1000本ノック
※本節は前回の記事の振り返りです
まずは少し、ここまでの経緯の振り返りです。
リーンローンチパッドのお題は、20人へのインタビューを実施しよう!そしてアーリーアダプターを2人見つけよう!
でした。
アーリーアダプターとは、痛みを伴うニーズを持つからこそ、未完成なサービスでも早くにお金を払って使ってくれる顧客候補のことを指すのでした。
そして、その痛みを伴うニーズを表現するのに適したフレームワークがニーズのメカニズムだということを前回学びました。
ということで今回は、2つの目標を持ってインタビューを実施してきました!
・インタビュー相手のニーズのメカニズムを捉えること
・僕たちの提案がそのニーズを解決するソリューションになっているか?を確認すること
ぼくたちが構想中のあるサービスの妥当性を確認するために、多くの方にインタビューにご協力いただきました。
皆さんありがとうございました!!
誰に話を聞けばいい!?候補を探すアンケート!
よし、アーリーアダプターにインタビューを始めよう!
という僕たちに、早速壁が立ちはだかります。
・・・まず誰の話を聞けばいいんだっけ?
ここまで、街角ゲリラインタビューをやってみたことはあるのですが、その経験から、具体的な課題仮説を検証するためには、ゲリラインタビューは効率が悪いんじゃないか・・?と考えていました。
(もちろん、新たな出会いがあって刺激的ではありますが!)
そんな経験もあり、今回はアーリーアダプターに出会うためにリーンローンチパッドで推奨されている手法を採用してみました。
それは、webアンケートを実施して、既に困っていそうな人だけに「インタビューに付き合ってもらえませんか?」とお願いする!というなかなか画期的な方法です。
感覚的には、そんなことに付き合ってくれる人世の中に本当にいるの・・?と思ってしまいそうですが、物は試し。以下のアンケートを作ってチャレンジしました!
TSG同期のみなさんにご協力いただいたこともあり、50名を超える方々にアンケートにご回答いただき、また意外にもたくさんの方にインタビューをお願いすることができました。
計15名の方にインタビューをさせていただき、アーリーアダプターとは言えないものの痛みを伴うニーズを持った方にお話を伺うことができ、参考になるご意見をたくさん聞くことができました!
どんなインタビューをすればいい!?肝は具体性!
インタビューでは、提供しようとしているソリューションは顧客候補のニーズを満たすものなんだろうか?を確認する必要があります。
はじめの10回ほどは、紙に書いた絵でサービスの説明をしてフィードバックをもらっていましたが、なんとなく違和感が。。。
その違和感は、「もし教えてくれる人がプロだったら使うかも・・」というような仮定が入ったコメントであったり、「ん〜これは動画な感じなんですかね?」という少し想定と異なる確認だったりです。
僕たちが思い描いている世界が、あまり具体的に、そして正確に伝わっていないことがわかるようなやりとりが多かったのです。
その問題に対して、より具体的にイメージをもってもらうために、 youtubeでプロトタイプを作成してみました!
そうすると、かなり明確なフィードバックを得ることができました。
「僕は使わないかな〜」「一回使ってみるとは思うけど、この部分がすごく気になるかも!」といったような、yesなのかnoなのか、noだとするとどこがネックになるのか。という具体的な意見を聞くことができました。
具体的な質問であればあるほど、具体的な答えが返ってくる!
気を抜くと抽象的な議論をしてしまいがちな僕にとっては、重要な気付きになりました。
おわりに
意見をもらう人を極端に絞って、かつ具体的なアウトプットを確認してもらい、具体的な意見を返してもらうべきだ。という観点は、今回のリーンローンチパッドの参加を通して最も重要な学びだったと感じています。
また、本文では紹介しませんでしたが、アーリーアダプターに共通する納得感のある特徴を探し出して、偶然性や不確実性を排除して蓋然性を担保するためのリスクヘッジの考え方など、他にもたくさんの学びを得ることができました。
みなさんの活動のご参考にしていただければ幸いです!